乳輪縮小手術と無痛麻酔
痛みに弱い方の乳輪縮小
乳輪縮小手術は、多くの場合局所麻酔にて行います。麻酔が効いていれば手術中は全く痛みがありません。手術中の痛みを心配する必要はありません。ただし局所麻酔をするとき乳輪周囲に麻酔薬を注入する必要があります。針を刺すときにチクッとした痛みを伴います。乳輪は感覚にとても敏感な場所であり、痛みに耐えられない、手術が怖いという方もいらっしゃいます。痛みにどうしても弱く、局所麻酔をする時のチクッとした痛みに耐えられないという方には、無痛麻酔という方法があります。ウトウトした状態または眠った状態で手術を行い、目が覚めた時は手術が終わっているという麻酔です。
無痛麻酔の特徴
無痛麻酔は、点滴を確保し、そこから麻酔薬を注入することにより行います。麻酔薬を注射後、眠たくなります。眠っている間に局所麻酔を行い、なんとなくボーっとしている状態で手術を行います。笑気ガスを無痛麻酔と称しているクリニックもあるようですが、笑気ガスは、鎮痛効果が得にくいために、笑気ガスを吸っていても痛みをコントロールできないことがあります。また笑気ガスを吸っている最中に暴れることがあり、無痛麻酔とは言えません。笑気麻酔は麻酔効果が不十分であるために注意が必要です。
無痛麻酔による手術後の注意点
術後多少クリニックで休憩を要する場合がありますので、手術後は時間の余裕が必要です。無痛麻酔は、全てのクリニックで行っているわけではありません。行っていないクリニックもありますので、事前にお問い合わせが必要です。